6杯砂糖のスカらない話

 

ハーマン&龍ハザード


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記憶力の良し悪しを判断するのは存外に難しい。


例えば私などは何度問われても「オーストラリアの首都は?」と言う質問に対し頭を抱える。


「前も言ったじゃん、キャンベラだよ!」などと言われ、”嗚呼、確かにそうだった”などと思う始末。


この質問は私の古くからの友人が些かの時を経て私と逢う度にする質問で、毎度のごとくに答えられない


私に対してその旧友は「ほんとに記憶力悪いなぁ」などと笑いながら言うのであるが、彼がそう思うのも


御尤もで、今回このやりとりを文章化するにあたっても”はて・・・答え(首都)はなんだったか?”とググって


書く始末であるのだから。


而して、彼の中では私は著しく記憶力の悪い友人として記憶されているわけである。


然れども、一部、特に仕事で付き合いのある人間や、或いは私個人と些か悪い方向(恩讐)で接点の


ある人間からすると私は異様なまでに記憶力に優れた人間として度々話をされる場合がある。


「よく覚えていますね・・・」「言った私ですら忘れていました」などと、前者の友人とは全く違った反応をする。


ある者にはまるで痴呆の様な評価をされ、ある者には学者にも劣らぬような評価をされる。


この矛盾を説明するのは至極簡単で、人はやはり自身の関心、興味の薄いものは覚え難く、逆のものには


それ以上の記憶力を発揮すると言うだけのことである。それが自身の感情に密接するものであれば殊更だ。


まだ物知らぬ子供に、”荀彧と郭嘉”の思考の差異を時間をかけて話しても数日後には忘れるだろうが


”海軍大将 赤犬と海軍大将 青雉”の話をすれば余すこと無く記憶し、友人達に語ってみせるだろう。


つまるところ、記憶力なるものは大凡の人間においては、本人の性格、嗜好に密接に関わっており、真に


記憶力の程度を測りたいのであれば覚え難き難解な質問よりも、その者の嗜好にあった覚え易き質問で


試すほうが好いと私は思っている。


baiokiji7.jpg


前置きが冗長になったが、今回の本題に入る。


私は先日、二人の男と、とあるゲームをクリアすべく同時に開始し、未だそのゲームに手を付けていない


二人を、遠慮なく言えば私が指導、先導し完遂させるよう試みた。


私はどうも”そこら”に関しては前述した記憶力がかなり働くようで、一度周れば、ほぼ全てのルートを記憶し


障害物(人外のクリーチャー)の位置も把握できる。


baiokiji.jpg


そう書くとまるで”ゲームばかりで記憶力の働く男だ”との誹りを受けそうだが、あくまで記憶力の一端、


嗜好の一片であると、私の名誉のためにしておく。


私「と、そこにありますがそれは取らないように。アイテム所持数の問題上それを取るとこの後効率よくアイテム回収
が出来なくなりますので。時間が無駄になります。」



私「回復剤は不要です。荷物を圧迫します。躱せば良いだけですから。扉側をピッタリと走れば躱せます。」


私「そこの扉を開けるとゾンビが居ますが、倒さず進みます。倒すと弾丸が後ほど不足しますから。不安であれば
階段までひきつけて、階段で躱してください。階段では噛みつき行動はせず吐瀉物のみですから。」



などなど事細かに説明しながら進めていくのだが、中々思うようには進まない。


とある場面では


私「そこにある鍵を拾ってください。拾うと鎧の仕掛けが発動するので、イミテーションの・・」


ハーマン「あれ、拾えない・・・アイテムが・・・」


私「ひ・・・拾えない?!さては回復剤を持ってきましたね?あれ程不要と言ったじゃないですか!」


ハーマン「いや・・・念のためにと思って・・・」


龍「あ、私は拾えますよ!ちゃんとアイテム欄空いてます!」


私「偉そうに言わないでくださいよ。どうせ指示に反して回復剤もって来たけど、先程ゾンビに噛まれて使った
ってだけでしょう。噛まれず通過した砂糖兄のがまだマシです。」



龍「なんで分かったんですか?!考え読むのやめてくださいよ~w」


ハーマン「だって龍さんさっき無言になってガチャガチャ(ゾンビを振りほどく音)してたからww」


龍「私、遭うゾンビ全部に噛まれるんですよね!」


私「特技みたいに言うのやめてくださいよ。全然良い事じゃないですから!」


ハーマン「しっかりしてくださいよwww」


龍(急に無言になってガチャガチャ)


ハーマン「また噛まれてるwwwwww」


私「・・・・・(溜め息)」


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二人を最短かつ最安全なルートで導き、3時間以内クリアを達成させる予定が、かくの如くのやりとりを繰り返し、


クリアどころか気がつけばクリアどころか、大凡中盤にやっと差し掛かったあたりで4時間を超えている。


ちなみにここまででハーマン卿、死亡2回。龍さん、死亡5回。


私「通路を走っているとケルベロス(ゾンビ犬)が襲ってきますが、真っ直ぐ道なりに扉へ走れば大丈夫
ですので、それは放置で駆け抜けてください」



ハーマン「武道さん、私既に噛まれてますけどどうしたらいいですか?」


私「噛ま・・・ッ、何故!!ふりほどいて扉へ。噛まれてから聞くのやめてください!」


ハーマン「いやだってw武道さんが「犬が出ます」って言った時には既に襲われてたんですよぉ」


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龍「あれ?うわ!私入るところ間違ったのかな?ゾンビが居ます、あれ?迷ってます私。右側ですよね?」


私「・・・(溜め息)ですから、右側というのは何度も言ってるように、キャラの右手側と言うことですよ。扉を出た
状態のキャラの右手側と言うことです。龍さんそれ左手側に走ってますよね?」



その後私は方向を指示する際、毎回”キャラの右手側、或いは左手側”と付け加えることにした。


恐ろしいことにこの男はつい数秒前に言った事すら覚えていないのだ。


ある種驚愕の記憶力だと言える。その脅威の記憶力は度々経由するエントランス2階で遺憾なく発揮され


そこを通る度にどの扉に入るか漏れなく悩んでいる。


キンプロにおいては砂糖兄は言うに及ばず、龍さんも私が尊敬の念を抱く偉大な王者だが、どうもこの二人は


バイオハザードに関しては、いや、砂糖兄も流石に龍さんと一緒にされたくはないか。


私「ポセイドン(鮫)が襲ってきますが壁寄りでまっすぐ走れば問題ないです」


龍「あの・・さっき拾ったグリーンハーブ使ってもいいですか・・・?」


私「何故!?まさか鮫に噛まれたとかじゃないでしょうね!?」


龍「・・・・」


baiokiji2.jpg


ハーマン「龍さん、安心してください!私も噛まれましたよ!」


龍「そうですよね!」


私「慰め合うのやめてください」


ある部分まで達して、二人の回復薬の残量と、グレネードガンの弾薬の残量を確認すると、私の予想を遥かに


下回る数字でしか残量がなかった。


そこで私はプラント42(植物)戦を前に二人に質問した。


私「ではこれからプラント42と戦いますが、2つの方法があります。1つはガチで戦うこと。リスクはありますが
指示通りにやれば必ず勝てます。もう1つは時間はかかりますがV-JOLT(強力な除草剤)を生成して
安全に倒す方法。どちらが良いですか?」



ハーマン「いや、戦いましょう。ヨユーっすよ!」


龍「・・・・・・」


私「龍さんは?」


龍「あ、はい。戦います」


若干一名不安だったが、私は二人の弾薬の種類と残量を尋ね、それぞれに合ったセッティングを指示した。


厳しいいことを言えば、ここで二人の弾薬の残量に差がある事自体が不可思議なことなのだが。


私の指示通りでここまで進んでいたならば、僅かな誤謬はあるにしても、ほぼ想定通りの十二分な弾薬が


残っているはずだが何故か二人共に、残っている弾薬は私の計算より遥かに少なかった。


そう言えば思い当たる節がある。序盤の洋館でこんなシーンがあった。


龍「うわ!なんでぇ?!あああ!」


私「どうしました?」


龍「何故か私のとこだけゾンビ居ます、追いかけてきます」


baiokiji9.jpg


私「そんなわけが・・何故・・・きっちりと焼いたはずなのに・・仕方ない、グレネードで処理を。」


おそらくはこういうシーンが2度ほどあったのでそこで幾許かの弾薬を使ったのだろう。


何故か榴弾残量が0だった砂糖兄には焼夷弾2発の使用と、アサルトショットガンの使用を。


慎重を期す砂糖兄は余計に回復剤を持ち歩いていたため、榴弾を得るイベントで得れなかったのだ。


弾薬は砂糖兄よりも多けれども動きの面で遥かに不安のある龍さんには硫酸弾2発とアサルトショットガンを。


部屋に入ると同時に階段を登り、踊り場中央でグレネードガンで2発。その後は階段上を左右に動き


植物の吐き散らす酸を躱しつつ、花弁が開いたタイミングでアサルトショットガンを撃つように、と指示した。


2~3分して。


ハーマン「死にました・・・」


龍「私、二階から叩き落されて死にました」


私「龍さん、別に死に様まで克明に報告しなくて良いです。
二人共さっきのセーブポイントからすぐ戻ってきてください。」



本来、ノーセーブで一気にクリアする予定だったが、二人の(特に龍さんの)力量を見て、こまめに


二人が(主に龍さんが)死にそうな場面の前でセーブを設けていたのが功を奏した。


そして再戦。


ハーマン「よし!殺しましたよおおお」


私「お見事です。龍さん如何?」


龍「戦ってます!酸・・・酸躱せないです私!酸!」


暫しの間、無言になった龍さんと、彼の操作するレバー音、そして僅かに彼のモニターからマイク越しに


漏れ聞こえるジル・バレンタイン(操作キャラ)の悲鳴を聞きながら過ごす。


龍「死にました・・・・」


私「龍さん。じゃあV-JOLTを作って安全に倒しましょうか?」


龍「作ります!私これ無理です!酸躱せないですもん!」


私「ナイフクリアはこれとナイフで戦うんですよ・・・・」


龍「ええ!?どうやってナイフで戦うんですか!?」


私「伸びてくる触手をナイフで斬りつけながら倒しました。」


龍「私それ絶対無理です」


先に植物を倒し終えた砂糖兄はここでセーブして終了。


私は龍さんを先導してV-JOLTの作成へ。


私「まずは空き瓶を3つだけ拾って、水を1つ入れてください」


龍「あ、私全部水入れちゃいました・・・」


私「水を1つ入れたら、え?全部?空き瓶3つとも水入れたんですか?」


龍「3つとも入れました」


私「なんでだよ!!1!・・・・・。1つって言ったよねオレ!?なんで3つ入れんの?!水好きか?あ?
・・・・。では仕方ないのでもう1つ空き瓶を拾ってそれにNo.3の薬品を・・・」



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かくして、龍さんが植物を枯らしてセーブ。この日の探索を終えた。


私「V-JOLTを使うことになるとは・・・」


龍「Vジョルター」


私「トラボルターみたいにかっこよく言わないでくださいよ!」


ハーマン「でも最近の5や6より全然こっちが怖いですねぇ」


龍「そうですね、5とか6はそこまで怖いとかではないですよね」


私「映画に寄せてるというか・・・、え?は・・・?龍さん、バイオは5とか6もやってるんですか?!」


龍「え?私バイオはほとんどやってますよ!!」


私「偉そうに!!それでこんな下手なんですか・・・・・」


龍「・・・・・・・」


ここまで


ハーマン 死亡2回  龍 死亡7回


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次週に続く

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