6杯砂糖のスカらない話

 

劉琦


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劉琦


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荊州刺史であった劉表景升の長子。


殺戮マシーンや謀略の人非人の多い三国志中では似つかわしくない温和で心優しい人物である。(と書かれている)


演義ではついでに非常に病弱で、隙あらば涙を流す柔弱な人物という些か故人にとっては有難くない設定も(余計に)加えられている。


本来ならば劉表亡き後は、長子として彼が荊州を継ぐはずだったが(劉表もそのつもりで居た)、劉表の後妻である蔡夫人と、その弟にして荊州の軍務の重鎮である蔡瑁の計略により継嗣の座を追われる


蔡瑁の姉は演義では劉表の後妻で、劉琮は劉表と蔡夫人の息子と言う設定だが、蔡瑁の姉の娘(蔡瑁の姪)が劉表の次子である劉琮の嫁になったのであり、蔡瑁の姉は劉表の後妻ではないし、劉琮の母でもない。劉琮の義母と言うのが正史に記されている彼女の立ち位置だ。


まぁぶっちゃけ我々にとっては蔡夫人の立ち位置など、どっちでもいい話な上に、正史通りでいくと面倒なので演義を採用して劉表の後妻設定を使おう。


ん?じゃあ劉琦の実母は?


と言う話だが特に正史や演義、双方に登場しないので、まぁ早い段階で死んでるのだろう。


死因は、かなりの美食家であった劉表に茶の入れ方が云々とか、このあらいを作ったのは誰だ!とか虐められて死んだのかもしれないし、劉表が後の世に戦乱を巻き起こすと危惧したため劉表と道場で一騎討ちとかして死んだのかもしれないし、だったら尚更、劉琦は「貴様からはすべてを取り戻す!」とか言って劉拳トーナメントなどを開催し、劉表とか蔡瑁とか劉琮とか皆殺しにして、劉財閥当主になったらよかったのに、やはりそういう性格ではなかったらしい。


要するには劉表と先妻の間にできた長子、劉琦よりも自分と劉表の間に出来た次子、劉琮を荊州の跡継ぎにしたいという、よくありがちなアレである。
(正史Verで言えば、自分の娘婿にあとを継がせたいってこと)


まままま、好意的に解釈すると、自分の腹を痛めた実子を大切にしたいという母親の心情はさもありなんと言ったところではあるが、これにより、何の罪も無い劉琦は蔡瑁と蔡夫人のマーダーリスト(殺したいリスト)のNo1になってしまうのである。


劉表に対して劉琦のあることないこと(殆どはないことだが)を讒言するまではまだかわいいもので、この姉弟のやりようは相当だったのであろう。


劉琦自身が「このままでは殺される・・・」とはっきり自覚して周囲に相談するくらいなのだから、相当壮絶にして露骨なママハハブギが繰り広げられていたのは想像に難くない。


そこで客将として荊州に身を寄せ、劉表の信頼も(それなりに)篤かった我らが宿無し男、劉玄徳に相談することになる。


劉琦 「※叔父上・・・・(別に戸籍上は叔父でもなんでもないが) 私は継母や蔡瑁に命を狙われ、風前の灯で御座います。どうか憐れと思し召してお助けくだされ・・・」


てな具合で、顔面に涙を貼り付けた劉琦が懇願するのである。


※ 当時の中国人はなんかあるとすぐに義兄弟の契りを交わすのでその類と考えてもらえばいい。(更に同性だし)


しかし、この時代の通年としては余所者が他家のお家事情に口を挟むのは同理に合わないし、なにより宿無しの劉備軍団は劉表に世話(寄生)になっている身であり、大したことも出来ない。


更に当時の荊州の事情で言えば、東からは孫権が、北からは曹操が荊州を狙っており、まさに危機。


劉備 「劉琦殿、お気持ちお察しいたす・・・そうは言えども孝養を尽くせば気持ちは伝わるもので御座る」


とかなんとか適当なことを言ってその場を凌ぐしかなかったわけだ。


自分を殺そうとしている継母に孝養を尽くせとは、他に良案は無かったのか(言いたいことはそれだけか)劉備!とアンチで無くとも劉備のあまりに適当な助言に辟易しそうなものだが、まぁ我らが劉玄徳にそれ以上を求めるのは厳しいであろう。


後の世の一部(演義派=劉備派)の人のために書いておくと、さすがに劉備はこの憐れな公子をまるっきり見捨てたわけではない。


病床の劉表の世継ぎの相談にはしっかりと「長子である劉琦殿然るべからん」と答えている。


そう答えた結果、蔡瑁&蔡瑁の姉のマーダーリストのNo2に掲載される羽目になるのだが。


有名な的盧馬の激流渡りを創作するのに都合よく進んだわけだ。


而して、打つ手の無くなった劉玄徳だが、かと言って自分を頼ってくる劉琦を見捨てる事も出来ないと言う困った性格なので、最近雇った諸葛亮孔明に丸投げする。


劉備 「劉琦殿、ご安心めされよ!私のところに最近お出ましいただいた諸葛孔明先生をご紹介いたそう!先生は司馬徽殿も認める天下の大賢人であり、号して臥竜!これで大安心で御座る!」


ってな感じで孔明のいないところで勝手に難題を丸投げした。


現在で言えば政治家が脱税の罪に問われ秘書に丸投げするアレと似る。


それからというもの劉琦は孔明に会う度に「諸葛孔明殿、私は継母や蔡瑁に命を狙われry」の繰り返しである。


劉琦は孔明と会う度に涙を流し、良策を懇願し、孔明も劉琦と会う度に「またかこのガキ・・・」と嫌な顔をしたのである。(たぶん)


変に策を授けても、蔡瑁&蔡瑁姉のマーダーリストに諸葛亮孔明と言う名が輝くだけだし、そもそもは蔡瑁と蔡夫人、ついでに劉琮をぶっ殺してしまえば済む話で、古今東西、家督のために肉親を害す話などは世の中にあふれている。


ただ、孔明としては本来は荊州を劉備に獲って欲しいわけで、実際何度も劉備に「我が君におかれましては劉表を攻め滅ぼし、荊州を獲られますよう。」と献策しているのだが、当の劉備が変に善人面してこの献策を受け付けないので仕方ない。


ついでに言えば劉表から息子二人は荊州を収める器では無いので、自分亡き後は劉備殿が、と荊州を譲る旨も直接伝えられているが劉備は「吾忍びず」とこれを断った。


何が忍びずなのかこの際劉備の胸ぐら掴んで小一時間くらい問い詰めたいところだが、まぁとにかく忍びなかったのである。困った人だ。


そもそも劉表が劉備に荊州を譲るって話自体が創作である可能性が非常に高い


実際のところ劉琦が奮起して蔡瑁一味を皆殺しにして荊州を強引にでも(本来は劉琦が継ぐべき土地だし)治めていれば少し違った展開の三国志が見れたかもしれない。


とまれ、そんなことはなかったので、毎度のように相談を持ちかけてくる劉琦に対して


孔明 「他家の事に口を挟むような立場では御座いませぬ故、その話はなさいませぬよう」


とかなんとかヒラヒラと躱すわけだが、劉琦も自分の命がかかっているのだから必死である。


ある日、劉琦は貴重な書籍が倉庫で見つかったので是非、諸葛孔明殿に見ていただきたい!と連絡する。


会う度にお家騒動の相談を受けていた孔明はうんざりではあったが、貴重な書籍と聞いては古書マニア孔明の血を抑えることは出来ず、例の話はしないと言う約束の下、劉琦邸へと赴くのである。


案内されたのは庭に建ててある別棟だった。


梯子がかけてあり、それを登った先にその貴重な古書はあるのだと言う。


劉琦と孔明が梯子を登り、さて、古書は・・・と探していると。


劉琦 「孔明殿、私は継母と蔡瑁に命を狙われておりry」


と、持ちネタを話し出そうとしたところ、古書でつられて騙されたと知り、当然のように憤慨した孔明は


孔明 「あー!もうッ!劉琦君、今日はその話はしないって言ったよね!?約束したじゃん!亮もう帰る!」


となったのだが、梯子は外されており、帰るに帰れない。


誰もいないし、目も耳も届かない高所の密室で二人きりだ。


更には劉琦は短刀を取り出して、「ご教示くださらぬとあれば、我が命運も是迄。ここで果てまするぅぅぅ」と涙ながらに自分の喉元に短刀を突きつけるメンヘラぶりを遺憾なく発揮するから孔明も観念せざるをえなかった。


孔明からすれば、勝手に死ね!と言ったところではあるが、さすがにこの状況で劉琦が自害すれば、どう言い繕ったとしても公子殺しの罪が自分に降りかかるのは天才軍師でなくとも解る。


仕方ないので、大きなため息をついて


孔明 「公子之重耳不知哉」(公子は重耳を知らずや)


と、遂にアドバイスをすることとなる。


重耳とはかつて国の公子でありながら劉琦と同じく家督争いであらぬ嫌疑をかけられ、国を脱出し各地を彷徨い、老境に達してやっと故国へ戻り王となった人物である。


ま、正当性無く、国を奪った者の治世は長くは続かないので、その間は国から身を遠ざけ、機を見て荊州へ戻れば安泰でしょう。と言ったようなアドバイスである。


劉琦はこれに深く感謝し、大声で呼ばわって使用人を呼び出し、梯子をかけさせ二人は高所の密室での密談を終えるのである。


孔明のアドバイス通り、劉琦は荊州自体を離れ、遠方の重要拠点、江夏の太守になることを、父・劉表に願いで、劉表も劉琦の身の上を案じていたのでこれを許可し、蔡瑁&蔡瑁姉の殺戮の魔の手から逃れることとなる。


まぁこのことを恩に思っていたのだろう。劉琦はその後、曹操軍に散々に追われて逃げ惑う劉備に援軍をよこしたりしている。


この逃亡劇の前後に博望坡の戦いで夏侯惇の10万の軍をセント・エルモス・ファイアーで壊滅させたり、荊州に侵攻してきた曹操軍の先手、許褚らの軍勢10万をまたしても新野城下ごとベギラゴンで焼き尽くしたり、臥竜孔明の名を大いに上げた勝ちに等しい逃亡であった。


と言う風に演義ではさわやかに記されているが、どちらも完璧な創作であるので、この時点で孔明は特に何も活躍していないということを記しておく。


問題は劉琦と孔明の密室談義が何故こうも詳らかに記されているのか?


という部分であろう。


誰もいない高所の密室での密談。二人以外誰も知らなかった。と書かれているにも関わらず、我々はこのくだりをしっかりと知っている。



ムム!?ってことはこれも三国志演義の創作!?と思うかもしれないが困ったことに、三國志(正史)にもしっかりとこの密談の様子と内容は記されているので実際にあったのだろう。


じゃあ誰が・・・・ということだが、孔明側からのリークか劉琦側からのリークか、それともスーパーエージェント的な誰かがこの密談を耳にしていたのか、いずれにせよ歴史の闇は深い。


さて。


劉琦が逃げた(赴任した)江夏だが、この土地はこの土地で色々ややこしい土地だ。


ずばり言えば、東の荒らくれ集団、孫呉に常に狙われるデンジャラスな土地だ。


あ、劉琦ね。劉琦はその後病没した。しかも1年後に。


病没した、が、医療の発達していないかの時代、病で最後を迎える人は少なくない。


ゆうなら趙雲だって孔明だって、張角だって、袁紹だって、病で没している。


だから別に劉琦が病で没したところでなんら不思議なことではないのだが、前述したように、演義においては平素から病弱で、病弱というよりは虚弱で気の弱いダメ人間みたいに描かれているのが不憫ではある。


ついでだが荊州を継いだ劉琮や、その義母(演義では実母)である蔡夫人のその後だが。


曹操の荊州入りの後すぐに荊州を追い出され、尚且つ左遷地への道中で斬り殺されている。


と言うのは、どうあっても曹操に冷酷非道の極悪人というキャラ付けをしたい演義でのお話であって、実際は確かに荊州を追われたが、遠くの地で捨扶持をもらい細々と生き永らえている。


更に曹操の非道さを際だたせるために演義においては劉琮は当時14歳で、まだ何も分からぬ無垢な少年だったと言う設定もなされている。(実際は24~26だった)


ま、いずれにせよ、殺されたか殺されてないかは大きく違う。


いずれにせよ荊州から追い出されてるじゃん!やっぱ曹操悪人じゃん!と思うかもしれないが、統治のことを考えればこれは至極当然の処置であろうと思われる。


前主、劉表ならまだしも、人民の信望もない劉琮に任せておくよりは、自身の古参の配下から適任者を選出し任せたほうが魏にとっては有益なのは言うまでもない。


このような例は我が国でもあり、例えば三河松平家(後の徳川家)を支配下においた今川義元は、松平家を遠ざけずそのまま三河の領主として支配下においている。


この例は今川義元が、曹孟徳と比較して温情あふれる御仁であることを示すのかと言うと、そうではない。


支配後、より支配地の統治を円滑にすすめるに適した処置を取ったまでのことである。


支配地の領主が民心を得ておるならば、下手に当主を害し、百姓人民を離れさすよりそのままにし、傀儡として支配したほうが全てにおいて円滑なのだ。


松平家(後の徳川家)は地元出身の豪族であり、民の支持も非常に高かったので、下手に廃して今川家臣を置くと民の逃散の可能性がかなり高かったというわけ。


逆であれば当主を遠ざけ、或いは殺し、自身の配下を新当主として擁立するほうが円滑と言うだけである。


浅井家の幼主を磔にし、木下藤吉郎に浅井領を与えた織田信長がこの例にあたる。


ま、いずれにせよ劉表が懸念していたとおり、息子である劉琦、劉琮、共に荊州を保てるほどの力量はなかったと結論していいだろう。





3人の中なら


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思わぬ流れで三国志について触れたので、もう少しだけ触れておこうと思う。


劉備のとこの3人に関する私見


関羽雲長


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劉玄徳の義兄弟にして、三国志における無双の武人の一人。現在中国では神(商売の)として祀られている。


この人に関して、どういうイメージがあるだろうか。


全国の関羽ファンを敵に回した挙句に謎の中国組織から暗殺者を派遣される恐れもあるが、率直な私見を忌憚交えず書くとする。


蜀が滅んだA級戦犯じゃね?


と言うのが、オレの正直なところ。


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といった意見もあるだろうが、この人の失態は街亭を奪われた馬謖の比ではないと思う。


なんせ中原におけるスーパーウルトラグレートデリシャスワンダフル超重要拠点である荊州を奪われているのだから。


解りやすく言えば戦における拠点の1つを奪われたのが馬謖。国の領土を奪われたのが関羽。


孔明は戦における勝敗を左右するような重要拠点を慢心と油断から奪われた馬謖を哭いて斬ったという。


ならば、国家の存亡すら左右する重要領土を奪われた関羽に対しては、胸ぐら掴んで唾を吐きかけて散々罵倒した挙句に一族郎党打ち首にして、死後も墓に糞ぶっかけるくらいな事はしないと示しがつかない。


が、そうはしなかった。何故なら荊州の陥落とともにこの英雄も死んだからなんだけど。


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関羽ファンは口を揃えて言う。


呂蒙の汚い謀略で!!呉の腐れ外道がぁ!!と。


だがそうだろうか?


孫権仲謀の息子、孫登と、関羽の娘の縁談を持ってきた呉の使者に対し、関羽は答えて曰く


「狢子敢えてするのみ」


マイルドな日本語に直すと、「どっかの川べりの狢(ムジナ)のガキに、虎の娘をやれるわけねーだろwww」と言う意味である。


流石にこれはない。


孫権は呉王。蜀の同盟国の頭だ。


関羽は有名とは言えど、立場としては蜀の一武将に過ぎない。


その一武将に、同盟国の王の息子との縁談が来たのだ。これは破格と言ってもいい。


呉からすれば、孫権からすれば、相当に謙った申し出だ。


親心もあろうから、有難く受けるべきとまでは言わないが(国を思えば当然そうすべきなのだが)、断るにしてもせめてもう少し言い方というものがある。


考えてみてほしい。


例えどれだけ自分の好みに反する女性に告られても、「やだよ、お前みたいなブタゲルゲと、オレのような超イケメンが付き合うわけねーだろww」などとは余程心無い人間でなければ言わないはずだ。


少しでも情ある人間ならば、どう相手を傷つけないように断るべきかに砕心する。


ケースが違うが、取引先の会社の社長から娘との縁談を切り出された平社員だってもうちょっとましな断り方をするというものだ。


別に断ったからと殺されるでもない、現代を活きる我々一般人ですらそうなのだ。


ましてや、かの時代だ。


相手は王族。断り方ってものがある。


穏便に穏便に。恐縮した様子を見せながらも最終的には「私如きの愚息に身に余る光栄では御座いますれども、孫仲謀殿のご子息に我が娘をなどとは余りに畏れ多いこと、王のご子息には同じく王の子女こそが相応しいと存ずる。この件、我主劉玄徳に言上させていただくことをお許し頂き、怖れながらも謹んで此度の縁談は・・・」


ってな感じの断り方でもすれば孫権の面目も立ったし、関羽も上手いこと劉備に孫権のアホ息子を押し付けれた。


なのにこの髭ときたら・・・・


そりゃ孫権は激怒する。兵も繰り出す。


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子を持つ親なら孫権の気持ちも痛いほど分かるのではなかろうか。


結果、重要拠点である荊州はまるっと奪われ、髭自身も命を奪われる羽目になった。


更に言えばこの時荊州の諸軍(味方)が誰も助けに来なかったと言うのもポイントだ。


もう無理だからとか、助けに行って此処を奪われたら困るからとか色々描かれているが、単純に傲慢な関羽を味方武将の皆もよく思ってなかった可能性も否めないというか、そっちの可能性が非常に高い。


更には髭の仇討ちに大軍を率いて出陣した劉備もこっ酷くやられて、国力を大いに弱める結果となった。


人材マニアの曹操があれ程まで欲しがったのだ。武力は凄まじかったのであろうと思う。


千里行などを鑑みるに義心、忠誠心も並外れてあったのであろうと思う。


ただしその傲慢さ、大局を見据えて立ち居振る舞いを考えられぬ蒙昧さはそれらを上回るものがあった。


プライドが異様に高い脳筋と言うべきか。


陳寿(正史著者)もこう言っている。


「羽は卒伍を善待して士大夫に奢る」


要は、「関羽は身分の低い者には優しかったが、偉い人には傲慢に振る舞った」という感じ。


プライドの高さ故か、劉備の義兄弟故か、いずれにせよ困った人だったのである。


各作品では張飛のほうが野蛮人で困った人のように描かれているが、なんなら関羽のほうが数段困った人ではないだろうか。


この時、長男である関平も一緒に斬首されているが、何故か演義では養子扱いである。


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演義の派手な創作を好むオレでも思わず、この変な設定要る?(関平は実子)と首を傾げずにはいられない。


わざわざ養子設定にされた関平もあの世で首を傾げているだろう。


ただでさえ傲慢な関羽の息子だ。生前も影で「お前の父ちゃんひ~げ!」とか陰口叩かれていた可能性もある。


挙句、養子扱いである。誠に報われない。


最後に何故この人が商売の神様として中国全土、更には横浜や長崎の中華街なんかで祀られてるかというと。


塩の密売してたから。


横山三国志あたりでは、劉備と出会う前のことはサラっと省かれて、登場初期から知性と武勇を感じさせる男として登場しているが、元々は塩の密売をしていてそれが役人に見つかったので、逃げ込んできていた村で、村のチンピラの親分をしていた劉備と懇意になって、桃の林で呑んだくれて兄弟分の盃を交わしたそうだ。


要するに元は闇商人だったのだ。だから商売の神様なのだ。納得いただけただろうか?


オレはいまいち納得いかない。


その論法だと、数百年後に田代まさしが、写真の神と祀られる日が来てしまうではないか。


と、まぁ関羽のアレなとこばかり書いたが、オレは関羽嫌いじゃないよとフォローを入れて次。



張飛益(翼)徳


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これも中々に困った人だ。


劉玄徳の義兄弟にして、三国志の中でも極めて戦闘力の高い豪傑として描かれている。


長阪で一喝(叫び声)して人を殺したとか、呂布と互角に撃ち合ったとか、色々な豪傑エピソードに事欠かない(創作も多い)が、実際に魏において「万人の敵(一人で一万人に匹敵するの意)」と怖れられていたようなので凄まじい殺戮マシーンだったのは事実であろう。


だが残念なことにこの人も義兄である関羽と似て、かなりアレである。


呑んだくれて殺戮の矛先を身内に向けることもしばしばで、そのせいで流れ者劉備がやっとありつけた拠点である下邳呂布に奪われてしまったのは荊州を奪われた関羽ほどではないにしても普通なら打ち首ものの失態である。


ついでにこの時、劉備の妻子をほっぽらかして逃げ延びているのも相当にダメ人間のポイントが高い。


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劉備は寛容にもそんな張飛を「義弟よ、お前が生きていて良かった」とかなんとか大人物っぽく許すわけだが、実際のところはあまり妻子に愛情がなかったのではなかろうかと思う。


劉備夫人と言えば糜夫人甘夫人が著名ではあるが、実際はかなりの女好きでこれ以外にも多くの妻を抱えては(領土もないくせに)別れたり、戦争で負けて奪われたりしている。


劉備Disに話が傾いたので張飛に話を戻そう。


張飛は森の中でたまたま見かけた女を気に入ってさらって無理やり嫁にしている。


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ある意味では運命の出会いと言えなくもないが、普通に解釈すると、無理やり拉致監禁した上で強姦し、勢いで自分の嫁にしたというとんでもない話である。


しかもよくよく素性を尋ねると敵国、魏の重臣、夏侯淵の娘だったと。


この夏侯氏との間に2女を作っているが、その二人共、劉備のバカ息子(劉禅)の嫁になっている。


最後も兄者(関羽)の仇討ちだ!と意気込んで出陣したが呑んだくれた挙句、部下に無茶苦茶な命令をしたり、平素からの横暴さが仇となり、手下に寝込みを襲われて首を刎ねられている。


はっきり言って無茶苦茶だ。


もし彼が現代に生きていたとして、飲み会の席で彼の話中にスマホでも見ようものならカラオケのリモコンで殴られて頭を縫うくらいでは済まなかっただろう。


陳寿評して


「飛は君子を敬愛して小人を恤せず」


身分の高い人は敬ったが、身分の低い人間には容赦がなかった、と言う事だ。


髭とは間逆である。


関羽、張飛、共に、その性格の難故に自らの命を縮めてしまったと結ばれている。


とは言え、粗暴で飲んだくれでどうしようもないが、なんとなく憎めないやんちゃな奴というテイストで各所扱われているので人気は驚くほど高い。


オレも張飛嫌いじゃない。と再度のフォローを入れて次。




趙雲子龍


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劉備の腹心にして、中国で最も人気のある武将。


中国人の友人曰く、中国で最も人気があるのは趙雲なんだそうだ。なるほどね、三國無双とかのOPでやたらと推されるのも納得だ。


まぁ確かにこの人は前述の二人と比較すると困った人エピソードが無い。


各作品でも清廉な質実剛健な男の中の男的な描かれ方をしている。実際にゲームや漫画でも大抵が戦闘力の高そうなイケメンとして描かれる。


血生臭い劉備の義兄弟二人と比較すると爽やかささえ感じさせる男となっている。


横山三国志ではなぜかドカベンで言う山田太郎のように描かれているが。


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実際に長坂で、敵軍の中に埋もれた主(劉備)の妻子を取り戻すため単騎突入して見事に息子を取り戻して生還したのだから、武力で言っても髭や呑んだくれに劣らぬレベルの殺戮マシーンだったのであろうと思う。


常識的に考えると、魏軍数万の中に単騎で斬り込んで、赤子を抱えて生還するなど土台無理な話なのだが、ここでも人材マニアの曹操の悪癖がでていて、「アイツ部下にしたいから殺しちゃいけんよ!生け捕りにしんさい!」とか言うもんだから。


趙雲も魏軍の殺気の無さに気付いて、これ幸いにとワンサイドジェノサイド(虐殺)をかまして、名を挙げるとともに主君の跡継ぎを救うという大武功をたてたわけである。


阿斗(息子)を抱いて戻ってきた趙雲に対して、劉玄徳は


「子龍はまさに全身これキモッ!」


と言い放ったそうだ。


斬り殺しまくった魏軍の返り血や内臓とかで全身から異様な匂いを放っている、血塗れの趙雲を見てキモかったのだろう。


ん・・・・。そんな話だったかな。


子龍全身之肝也(趙雲は肝(勇気)の塊だ)が正確だったかもしれない。キモ違いか。まぁどっちでもいい。


とにかく忠誠心に厚く、武勇も関・張に劣らない上に酒癖も悪くなく、気持ち悪いレベルで髭を伸ばしたりもしないし、森の中で見かけた女をさらって嫁にしたりもしない人だったようだ。


ちなみにこの時、趙雲に差し出された赤子(阿斗=後の劉禅)を劉備は地面に叩き落としたという。


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劉備 「この小童が!」


趙雲 「我が君!何をなさいます!」


劉備 「子供はいくらでも作れるが、この子供のために子龍を失うところであったわ・・・・」


趙雲 「我が君・・・・・それほどまでに私のことを・・・」


的な、いい話かどうなのか正直悩んでしまうやりとりがあったそうだ。これでは阿斗を救うために涸れ井戸に身投げして足手まといになるのを避けた糜夫人も浮かばれない。


糜夫人


ま、糜夫人が井戸に身投げするのも演義での創作ではあるのだが。


糜夫人は劉備軍の幹部である糜竺の妹であるという知らなくていいことも一応書いておく。


好意的に解釈すると、趙雲と共に魏軍の返り血や臓物を浴びていた阿斗が臭かった(orキモかった)から思わず投げ捨てたのかもしれない。


いずれにせよ張飛の項で書いた、劉備、妻子にあまり関心ない説がここでも浮上する。


まぁ趙雲はこの後も関羽、張飛のような失態を犯すこと無く、普通に殺戮を繰り返していたので3人の中では一番マシと言えなくもない。


なるほど中国の人気No1なのも頷首できる。




と、こういう感じで、オレなら3人のうちの誰かを自分の仲間にするなら、そりゃもう。ねぇ?


どうだろう。


密売人上がりの傲慢な髭男か、猪売り上がりの酒乱の豪傑か、堅物だが一般常識を持ち合わせた好漢か。


どれも共通して屈指の殺戮マシーンではあるが、仲間にするなら?


と言う私見。








重要なことは


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唐突だが、オレは歴史好きとか宣う(一部の)人間を大層好ましく思っている。


それと同時に歴史好きと称する(一部の)人間が嫌いだ。


字面だけ見ると果てしなく矛盾しているようだが、これから述べる理由を読んでいただけると、聡明な人には「さもありなん」とご理解いただけるものと確信している。


歴史好きを好きな理由は、お互い歴史好きなので趣味が合うのだろうと想像する人も少なくないだろう。


だが、それは一概にそうは言えないと言う事を覚えて帰ってほしい。


歴史に興味がない人からすれば、「AとBはどっちも歴史好きだから共通の趣味あっていいよね」などと語尾に♪か☆でも付ける勢いで微笑ましく見るかもしれないがそうではない。


例えばAは大の幕末好きで、意気揚々と坂本龍馬の偉大さや、高杉晋作の業績についてあたかも自分が見てきたかの如くに饒舌に話し始めるのだ。


それでいて敵対組織でもあった新撰組に関しても一定以上の高評価をもって幕末と言うシーンの素晴らしさを切々と訴えてくる。


ところが、だ。


オレは幕末に関しては寸毫も興味がない。


フレッシュファミリーも薩長同盟もも、五稜郭にもさっぱり興味が無いのだ。


しかも悪いことにごく一般人が知るレベルには幕末に関しても修めているので、熱く語られても新鮮味もない。


しかもなんだろうなぁ、これはオレの偏見も多分に入っているが、どうにも幕末好きの輩の傾向が気に入らない。


何故に奴らはファーストネームで呼びたがるのか。


「竜馬は!」だの「あの時歳三が!」だの、それでいてなぜか奴らは沖田だけは「沖田総司が」とフルネームで呼ぶ。


近藤勇に関しては「近藤さん!」とあたかも自分の上司であったかのように「さん付け」だし、西郷隆盛に関しては「さん」を飛び越えて「どん付け」だ。西郷どん。


まさか坂本龍馬氏(故人)も数百年を経た時代の人間に「お~い竜馬」とかフランクに呼ばれているとは想像もしなかっただろうと思う。


そこらの歴史好きと言うよりは歴史的人物のファンボーイ的な感がどうにも受け付けない。


挙句の果てに幼女の裸のDVDを所持していて逮捕されてみたりと幕末ファンはこれだから・・・、と、失礼。これはまた違うお話でしたね。


かと言って、自分と同じく戦国時代が好きな人間とはすべからく気が合うのか?と問われると、面倒なことだがそうはいかないのだ。


上杉謙信好きと武田信玄好き(双方ともに狂信的な)が仲良くするのは困難だろう。


下手すると、「おい!お前そこまで言うならちょっと川中島来い!」ってなことになりかねない。


「あ?車懸るぞコラ・・・?」「やってみんかい!!!うちの騎馬軍団ナメとんのか!」と一触即発だ。


蒲生氏郷好きと伊達政宗好きが、酒を酌み交わす事は無いし、本願寺派が織田派を好ましく思うことなど無いのだ。


戦国時代好きといえども、その材料だけで仲良く出来るかと問われると甚だ疑問なのである。


では中国は後漢、俗に言う三国時代好き同士ならどうか?


劉玄徳好きは曹操の非道さを声高に叫び、曹孟徳好きが劉備の欺瞞ぶりを悪し様に批判する。


孫仲謀好きが「まぁまぁw」と窘めると「日和見の呉は黙っとけ!」とお叱りを受ける。


呂布推しが彼の武勇を大いに賞賛し、孔明派と仲達派がその智謀と功績を比べ合い、公孫瓚好きは肩身の狭い思いをする。


戦国時代と同様にそのような対立図はあれども、我らの母国の歴史では無いせいか、比較的に客観的に見れる人が多く、多少の推しの違いはあれども最終的には。


「やっぱ三国志最高だよな!」


と、大きなジャンルとしての三国志好きとして仲良く慣れる傾向にある。


ただし、ここで問題になるのは正史派か、演義派かという点だ。


例えば、苦肉の計などでもそれが顕著に出る。


苦肉の計と言えば皆さんご存知、呉の大都督にして眉目秀麗の御仁、周瑜公瑾と、宿将、黄蓋の策略だ。


魏の大軍と国の存亡をかけた戦いを控えた呉陣にて、大都督(総司令官)である周瑜に対し、


黄蓋 「オドレ、この若造が!何をビビっとんなら!滞陣してばっかでよう戦わん臆病モンが!!」


と、呉の困った爺さんが悪態をつくと、若き司令官が


周瑜 「なんじゃとワレ!!ゆうたな、この穀潰しの爺が!いてまえや!!」


と、上官侮辱罪で黄蓋の肉が裂ける程に打ち据えて、それを恨みに思った黄蓋が魏へ投降するんである。


と、見せかけて実はこれは魏の間者(スパイ)を欺くための策で、実際は周瑜と黄蓋が予め打ち合わせた元にやってのけた自作自演の小芝居である。


それを信じたスパイが親分である曹操に報告し、曹操も黄蓋の魏への投降を認めるわけだが。


黄蓋は投降すると見せかけて、魚油を染み込ませた船で突撃し、ビッグファイヤーで魏軍の大船団に放火する。


蜀の放火魔が孔明ならば、呉の放火魔は陸遜か黄蓋だろう。


まぁこのくだりを見て、皆は周瑜と黄蓋の計略に感嘆し、さても見事な策であると。


実際はそんな事実は無かったってのが問題。


演義しか読んでない人からするとこれは史実であり、さすがは周公瑾!黄蓋も見事!と手放しで賞賛する場面。


孔明に好き放題やられっぱなし(演義で)だった周瑜の最大の活躍の場ですらあるにも関わらずだ。


そんな事実はないのである。


演義の悪どい緻密なところは、赤壁関連の見せ場の一つである、蜀のファンタジスタ、諸葛亮孔明がなにやら怪しげな祭壇(七星壇)を建てさせ、その上でこれまた怪しげな祈祷を行い、火攻に不可欠な東南の風を呼び出すというくだり。


周瑜 「く・・・・火攻めするにも東南の風が吹かぬ事には・・・ッ」


孔明 「ならば私が秘術を持って東南の風を吹かせてみせましょう」


周瑜 「なんだと・・・・!?そんなことが・・・」


孔明 「キてますキてます、キてますコレ!!」


東南の風が吹く


周瑜 「孔明は化物か・・・・!?彼奴を生かしておいては呉の災いになる・・・殺すのだ・・・!」


みたいな流れで、赤壁の、いや、孔明の見せ場の1つとなっている。


軍略、政略はお手の物、更に天候までをも自在に操るスーパー軍師として描かれるわけだが、流石に無理があると思ったのだろう。


作中で、実は孔明は怪しい術で風を呼んだのではなく、長年の天候を調べていて、そろそろ東南の風が吹くというのを知っていたのだ!みたいな注釈がなされている。


この注釈により、皆はこう思うわけだ。


「さすがに妖術じゃなかったか。でも天候までも知り尽くして風の吹く日にちを正確に当てるなんてやっぱり諸葛亮はすごいや!!」


と。


羅漢中(演義の編者)マジックにうまくかかってるわけだ。


最初にちょっと信じ難いくらいのでかい風呂敷を広げておくと、その後の注釈のリアリティー、信憑性が増すと。


ようするに孔明は東南の風を呼んでいないし、風が吹く日を当てたりもしていない。


ついでに言えば、実際は周瑜と孔明が争ったと言う事実もない。当然10万本の矢など集めていないし、小物感満載で描かれる魯粛はもっと有能な人物であったし、もちろん龐統士元が曹操を騙して船を鎖で繋がせた(連環の計)なんて事実もない。



が、正史派からすると、そんな子供向け(当時の中国の)に派手に創作された与太話を、あたかも史実のように語られるのは気持ちよくないというわけだ。


「夏侯恩?青紅の剣??」「博望坡の戦いで孔明がセント・エルモス・ファイアーで夏侯惇の10万を焼き払った?」「呂布と劉備三兄弟の大立回り?」


などなど諸々の演義フィクションを説破し、それらを史実と信じて胸を熱くさせている演義派をハハンwwwと鼻で笑うのだから、これが仲良く出来るわけがないのだ。


オレ?オレは別にどっちも好き。正史も演義も。


だから別に演義を信じてる人が


「周瑜の見事な策略で、曹操に蔡瑁を誅殺させたんだぜ!!!」


とか言ってきても別に


「いや、蔡瑁は普通に斬られてないし、それどころかその後も生きて結構出世してるよ。」


などと返したりはしない。


そうだねそうだね、やっぱ周公瑾すごいね!と言っておけばいいのだ。内心「バカだなこいつ」と思ってても。


寺田屋の銃痕を見て、「すごい!今もこうやって残ってるんだね・・・」とか言う彼女に「バーカ、あとで建て直されてるからそれも後から付けられたんだよ!」とかわざわざ言う必要はあるまい。


それはサンタクロースを信じる子供に、真顔でサンタクロースの存在を否定するような行為と似る。


と、言ったように歴史好きだから、プロレス好きだから、なんだかんだと言ってもそれのみで打ち解け合えるほど人付き合いとは簡単なものではないということだね。


むしろ互いに歴史が好きで造詣が深い同士よりも、そうでない人。


話す内容に「へー!そうなんだ!」と目を輝かせて聞いてくれる素人とのほうが上手く行く場合もあるだろう。


何かについて詳しくなればなるほど、同趣味を持つ人間同士で上手くいくのは逆に難しくなる。


互いを尊重し、配慮し合うとか、まぁそんな綺麗事みたいな何かが必要ということ。


逆に言えば何かで敵対、あるいは競合関係になっていてもうまくいく人同士はうまくいく。


なんで唐突にこんな記事を書いたかというと、広告消し。




追記


「ええ・・・じゃあ三国志は何から読めばいいの・・・演義は嘘が多くて、正史はつまんないんでしょ・・・」


と思う人は、別にどちらを読んでもいいと思う。


それぞれにそれぞれの。


オレなんかはむしろ正史読まなきゃ良かった、まである。いや、あった。


横山三国志から入ったオレには、正史で突きつけられた現実はかなりヘビーだった。


アニメガンダムしか見てない人が、原作(小説)ガンダムを見てセイラさんの濡れ場に嬉しいような落胆するような気持ちになるのと似たような。


まぁ結局のところほんとうの意味で正確なところなんて今を生きる我々には分からんわけだし、それが周囲に悪影響を及ぼさないレベルであれば自分が好きなものを、自分の史実として愉しめばいいんではなかろうか。

F宮殿KOF部 ロビー・キーン初参戦結果


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uzuotui78.jpg

コブラ工房に送っといたRAP2017が到着。

天板に防水加工(選挙用ポスターと同じ素材)を施してパワーアップ!”!!

天板絵もヤマトに発注してルガールVerになって帰ってきたぜ・・・・

パンテラいいんだけど、やっぱ重いんで。

ちょろっと確認とかするのにはRAPが一番って事で使い分けしてんだよな。

uzuotui79.jpg

ストVも是空出て、MVCIもまぁなんだかんだ?

鉄拳7はギース控えてて。

そろそろKOFも何か欲しいね。

もうなんもないとかって無いよね?15出るまでなんもないとかないよな???

話は変わって、ロビー・キーン参戦で元キンプロ王者が3人になったF宮殿KOF戦線。

総当りの結果

ランクマ10月結果_preview


envy

ストVメインでやってたから懸念してたが。

別種であっても格ゲーに触れるとある程度のクオリティーは保てるのか。なんならテリーとかの発動コンボは以前よりも積極的に出せるようになってた。

あとはその発動コンを決めるまでの立ち回りとか、敵キャラに対する理解が深まればかなりワンチャン?

ランクマもさりげなく上がってて、中々やるな!

ひまっち

第三子の誕生を祝福されつつ、確かな進歩を見せた。地道な練習が実を結んでるなぁ。

ちょっと前までは今のクラゲのような感じだったのが、今は確実にKOFやってる感が見て取れる動きに。

傍目で見ても強くなったなってのが。ただまだまだ上位陣に通用していないのは結果が示しているのでこっからどう仕上げてくるかが楽しみ。

キムのトラヨプ絡みコンボと、エースチョイの安定度が増せば!

アンフィニ

遂にコブラを倒して3位に檄浮上!

ひまっち同様確かな上達を感じた。上手くなったけど、まださすがに?と思ってたら接戦を制して・・・。

クーラがかなり仕上がってきたのが要因かなと。やっちゃえるクーラになった。

オレが見るところ、クーラの仕上がりが10点満点中6とすれば他は3付近。これがクーラを更に上げつつ、他も5くらいに出来れば或いはうずお討伐も?!


うずお

安定の2位。

細かいところを強化してきたなってのは要所要所で見えた。

オレ的には野試合見てるとうずおとコブラの技量的なものはほぼ五分なんだけど、圧倒的に実戦に強いのはうずおなんだよなぁ。

アンフィニ君や、ひまっちもコブラは見えるけど、うずおが見えないって感じてるようでここらはうずおの勝負強さを褒めるべきか、コブラの勝負弱さをDisるべきか。

まぁ何にせよオレはまだまだ負ける気しないけども^^


コブラ

一言で言うとしょっぱい。

うずお評でも書いたけど、技術的なものはうずおと五分なはずなんだけど、結果が出せない。出ない、んじゃなく出せない。

うずおと五分程度って根拠としてはオレが戦ってそう思うから。どっちが強い?って聞かれると同じくらいって感想。

オレ相手だと負けて当たり前って感覚なのかいつもどおりの感じで来れるんだけど、同レベルや下相手になると妙に硬い。

慎重と緊張は紙一重ですなぁ・・・。硬くなるメンタルはどうしようもないなら、硬くなって尚勝てるくらいの力量差を身につけるのが解決策としてはベストかね?

ハーマン

アンヘルが割りと早い仕上がりを見せてて(いつもは終盤までコンボ忘れてる)、アンヘルが稼げば勝つ!と言う得意の展開に早々に持ち込めてた。

エースアンヘルの調子、星取りが勝敗の8割を握ってる感が半端ない。

ある種ひまっちと同様でアンヘル(ひまっちはチョイ)以外で、そこそこの安定度を叩き出せるキャラが仕上がれば?!

毒クラゲ

クーラはかなり様になったなぁと。初期のアンフィニ君くらいには動かせるようになってる(コンボとしては)

他のキャラは基本レバガチャ風味で、しかも地獄の8連戦。

とりあえず上に行くにはさらなる練習(立ち回りメインの)と、アケコン改造だなー。

ちょっと気になったのは、ラルフは意外に当ってるんじゃねーかな?今後次第では十分な戦力になりそう。

ロビー

参戦一週間。

めちゃくちゃ偏ったチーム編成と、咄嗟の奇抜な動きはマジにキンプロ時代を思い出させるなぁと。

とりあえずコブラやオレやうずおが同じ意見だったのは「強くなりそう」って部分。

動きにセンスを感じる。特にダイナソー使うとこに溢れるセンスを感じる。

キンプロ時代と同じようにコブラや砂糖兄と順位を競うようなレベルになってくれたら面白い!



Fkyuudennever.jpg

とりあえずスキルアップの手段として、evernote活用してる。

読めば基本的なことは分かるって感じで各キャラ攻略や、システム解析について書いてある。

ネオジオフリークさえあれば・・・・!










ファッキン旅行振り返り ラスト


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最終日は宿を早朝7:30にチェックアウトしなければならなかった。


8:00丁度発の船で長崎に渡らねばならぬ故。宿から港までの移動時間を考えるとそういう時間になった。


宿側に予め伝えておいたところ、本来7:30からである朝食を6:50からにしてくれた。


5時に目が覚めたオレは、同室のコブラやロビーさんがまだ寝ていたので隣へ行くと砂糖兄と、昨夜死んでいて早くに寝ていたJBはすぐに目をさましてくれたので3人で朝風呂へ。


昨夜コブラとかと少し話していた事でもあるのだが、この朝風呂の時に


来年は奥州を攻めよう


的なことを決定したと思う。


オレ 「なんせ陸奥鬼一が死んだ場所でもありますからね。」


JB 「ほう、誰ですかそれ?」


オレ 「修羅の刻のね?」


みたいな話をしながら最後の朝風呂を3人で堪能した。


余談ではあるが、昨夜はこんな会話もあった。


オレ 「源義経って実は生き延びてモンゴルに行ったなんつー与太話もありましたな。」


砂糖兄 「チンギスハーンになったっていうw」


コブラ 「武蔵坊も」


オレ 「何が武蔵坊だ!ファーストネーム(?)で呼ぶなや!仲良しか!弁慶って言えやwwwww」


オレを差し置いて地元感出しやがって。


今年は九州だったが、次はコブラのお膝元である東北、それも奥州藤原氏を偲べる場所ってのは楽しみだ。


どうせまた奥州でもパチンコ打ってそうでアレだが。


そうして宿での最後の朝食を終え、タクシーで港へ。目玉焼きが妙に美味かった。


長崎へ渡航してから、一路島原へ。


島原城見学と、地元の郷土料理である六兵衛なる食べ物を食す旅だ。


島原城は実に小さな城ではあるが、それなりに見るべきものが多く(資料)、それなりの時間を潰せた。


osironn.jpg


麓の小店で、これも郷土の料理である、寒ざらしと言うデザートを食す。


砂糖兄 「あ、これはいいですね!」


オレ 「HP回復しましたか砂糖兄!?」


砂糖兄 「これは回復しますよ!」


コブラ 「え、ほんとに?」


オレ 「ほら、ちょっと食ってみ?」


コブラ 「あ、ほんとだ。美味しい、オレも頼も」


砂糖兄のHPが回復した。(ラストハーマン間食)


そこから六兵衛の専門店へ。


rokube-06.jpg


六兵衛ってのは生のサツマイモを乾燥させて作るサツマイモ粉100%で麺を作ったこの地方独特のうどんのような食い物で、オレもガキの頃母親が作ってくれた記憶がある。


特別に旨いだのなんだのって感じではないけども、如何にも郷土料理って感じを味わえる。


robi-rokubee.jpg
(ロビーさんの写真)


旅の最中、ひたすら満腹だった我々にはちょうどいい昼食になった。


この日は地元のタクシーを借り切って移動していた為、運転手が空港行きのバスの時間から何から全て把握してくれており自分らはただ乗ってるだけで安心だった。


そこから土産屋やなんやら寄り道して、12:31の空港行きのバス亭へ予定通り到着。


大雨だったのでタクシーの中に待機してバスを待つが、12:38になってもまだ来ない。


12:40くらいになってやっとバスが見えたので、空港へ行く4人とこっちで家路につくオレとで


JB 「ああ、じゃあ将軍また!」


オレ 「お疲れっした!気をつけて!」


みたいな声を掛け合って、皆とお別れ。





の、予定だったが。


バス、一切止まらず我々をスルーして直進。


砂糖兄 「ちょっとwwww」


ロビー 「行っちゃいましたよw」


オレ 「あれだよな?(タクシーの運転手に確認)」


中田(運ちゃん)「アレで間違いなかと思うとばってんですね・・・一瞬も止まらんやったですね・・・」


オレ 「とりあえずあのバス追っかけリーチしてくれや!」


バスの妙な振る舞いで、我々の度はもう少しだけ続くことになってしまった。


まさか、タクシーで前の車を追ってくれなんて場面を迎える日が来ようとはな。


追いかけつつ、バス会社へ電話。


オレ 「今、8:31のバスを○○で待ってたんだけど、10分近く遅れた上に一切止まらず走ってったんやけどどういうことや?」


バス会社 「運転手に確認したところ、バス停のベンチのとこにはおられませんでしたよね?それでタクシーも止まってて、タクシーのドライバーさんが手を降ってたんで、「もう大丈夫」と判断してそのまま走ったと・・」


オレ 「あ??ならこっちが悪いってか!!こっちはバス確認してちゃんと車から降りたし、なんにせよ、遅れた上に、人が居るのに確認もせず止まりもせず行くってどういうこっちゃコラ!!!止まれやはよ!」


バス会社 「申し訳ございません。では○○のバス停までタクシーで追いかけてもらって・・・」


オレ 「ああああ???追いかけろって、ほしたらそこまでのタクシー代払うんかコラ!!!!」


って言う朝から大声出させるやり取りしつつ、ついに


運ちゃん 「掴まえたぞあの野郎!!」


でかした運ちゃん!!


ついに、我々のタクシーがバスを捉えた。


が。


我々は信号に捕まって、バスは先へ。


結局、私邸のバス停まで追いかけるハメに。


運ちゃん 「でも運賃払うって言うとるならこのまま空港まで行ってもこっちはよかですねw」


オレ 「そうやねwそっちが儲かるわなw」


ってな話をしながら、指定のバス停でやっと。


今度こそお疲れ様、って話をしつつ皆を見送ってオレは帰路へ。


旅の最中預けていた犬をペットホテルへ受け取りに行って帰宅。


後日談として


あれだけ苦労して掴まえてやっと乗った空港行きバス、コブラは途中下車したらしい。


ば・・・ばかな・・・・


数時間に一本しか無い空港行きバスを、しかも土地勘ない長崎で途中下車とな?!


コブラに一体何が!?


A・死ぬほど腹が痛かったらしい。


その後タクシー掴まえて空港まで走って間に合ったそうなw


そういや前日の夜こんな事言ってたんだよな


ロビー 「ほんと部活ばりに飯ありましたね」


オレ 「腹一杯だわ」


コブラ 「めっちゃ腹いっぱいだけど出るもの出ないんですよね・・・」


弁慶のことファーストネームで呼ぶわ、便秘だわ、女子か!


ちなみにタクシーも無事、追いかけリーチしたぶんの運賃をバス会社からもらえたそうです。


こうして我々の慌ただしい2泊3日の旅は終わりを告げましたと。


ま、月並みだけどね、実に楽しい旅でしたよ。


今からすでに次回の奥州攻めが待ちきれないほどには。




 
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